餅がのどに詰まった場合はためらわずに肩甲骨の間を力いっぱい叩け!

お正月と言えばお餅を喉に詰まらせてしまう事故が良くニュースで取り上げられますよね。

実は、お餅をのどに詰まらせてしまうのは高齢者の人だけと思う人も多いですが実は若い人も同じくらいにリスクがあるというのを説明します。

なぜ高齢者の方がお餅をのどに詰めてしまうのかというと、高齢者はお餅をかみ切る力が弱いので、本人にとっては噛んでいる気持ちになっていても、細かくなってないので大きいまま飲み込んでしまうので、そのままのどに詰まらせてしまう可能性が多いんです。

さらに、お餅は名前の通りモチモチとしていて粘着性が高い食べ物なので食道と気管の間に張り付いてしまいその結果窒息になってしまう事もあります。

そのため、モチをのどに詰めないようにするには、かみ切るのも大事ですが、その前にお餅を口に入れる時に細かくちぎった状態で入れるのが一番いいんです。

そして、このモチがのどに詰まるのは飲み込みでむせる人が起こりやすいとは関係のない事なので、子供から若者そして高齢者全員が起こる可能性があるのでみんな気を付けないといけない事ですね。

もしのどにモチを詰まらせてしまった場合は、すぐに119番通報をして救急車を呼びましょう。

そして、救急車が到着するまでに救命活動をする事で助かる可能性が上がりますので試してみてください。

まずは、自分の太ももに窒息している人の肋骨の分かれている場所を乗せます。

そして、窒息している人の首が下がっていると思われるので、首を持ち上げて詰まっているものが動きやすい姿勢にします。

そこからは、窒息している人の肩甲骨と肩甲骨の間を手のひら全体で力いっぱい叩きましょう。

指の方まで使ってしまうと力が逃げてしまうので手首に近いあたりをイメージして叩くといいでしょう。

モチが動くか口から出てくるまでしっかりと叩きましょう。

そして、それを行っている時に口の中に詰まっているものがあれば躊躇せずに掻き出しましょう。

モチがのどに詰まった場合は、いかに早く呼吸ができる状態にするかが大事ですので一秒でも早く行動を起こしたほうが助かる可能性は上がります。

そして、よく言われる掃除機で吸うのは衛生的にもよくないですし、もしモチが取れたとしても、吸引の結果肺を傷つけてしまう可能性があるのでやめましょう。

自分も一度別の食べ物を詰まらせたことがあるんですが、急に詰まると詰まった本人はどうすることもできずに本当にのたうち回ったのでこういう事故が減ってくれると嬉しいですね。